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『2部リーグからチャンピオンズリーグ優勝へと奇跡の大躍進を遂げた『相棒』』
 今回の映画化大ヒットにより、一躍衆目の的となった刑事ドラマ『相棒』。その発端は『花より男子』や『HERO』といった人気ドラマの映画化とは一線を画している。
 いわば、Jリーグに例えるならば、上記にあげた人気ドラマは、すでにJ1での優勝争いをする強豪チームのようなものであるが、『相棒』の場合は、まさに2部リーグ(単発ドラマ)からの出発といっても過言ではない。

 配役も水谷豊・寺脇康文両氏を主演に配しているものの、当時は過去の人扱いにされていた水谷氏、また相棒の寺脇氏にしてもそうだが、他にも川原氏(伊丹刑事)、山西氏(角田課長)、六角氏(米沢鑑識官)といったお世辞にも全国区とはいえない(失礼!)レギュラー陣の配役、それはあたかも戦力外通告を受けた者やプロから指名を受けることのなかった選手たちの寄せ集めの状態から発足したクラブチームのような物であった。
 それがJ2(1クール<3ヶ月>)、J1(2クール<6ヶ月>)と昇格して(徐々に人気を集め)優勝争いに加わり(正月特番)、とうとうチャンピオンズリーグ(映画化公開)で優勝(大ヒット)を果たしたようなものである。

 まさに本編のドラマ以上にサクセスストーリーを見せてくれた『相棒』であるが、私自身も以前『刑事マガジン』<辰巳出版社刊>(注:当時どのテレビ雑誌でも黙殺されるなか、唯一最初に『相棒』を取り上げた名誌)での特集で知り見始めた次第である。当初はそれほど面白いとは思わず、昨年のseason6から通して見続けても特に何とも思わなかったが自分の中でボディブローのようにじわじわその面白さが伝わっていき、決定的であったのが、正月特番『バベルの塔』でした。
 その内容もテレビ朝日+東映の誇る名作刑事ドラマ『特捜最前線』(1977?87)に匹敵するクオリティーの高さを追従しており、大変面白く拝見し、今日『相棒』に嵌まり続けた次第である。

 食わず嫌いの未見の方も是非とも見続けてその面白さを堪能してほしい。


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